問 119−120 未知タンパク質Xを分離精製し、その特性を解析した。
問 120 精製したタンパク質Xは単量体で酵素活性をもち、その活性発現には補因子を必要としないことが判明した。次に、タンパク質Xに対する 1 種類のモノクローナル抗体(anti-X)をマウスを用いて作製した。タンパク質Xの酵素活性、抗体作製及び細胞内局在の解析に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。ただし、精製の過程で酵素活性が失われることはなかった。
1 試料イにおけるタンパク質Xの酵素活性は、試料アよりも高い。
2 タンパク質Xの比活性*は、試料アよりも試料ウにおいて高い。
3 anti-X を産生するハイブリドーマの作製には、マウス骨髄腫細胞が用いられる。
4 anti-X は、タンパク質X中の複数の異なるエピトープ(抗原決定基)を認識する。
5 anti-X と試料イを用いたウエスタンブロット法により、タンパク質Xの細胞内局在を同定することができる。
第103回薬剤師国家試験 問120-正答-2,3
問 120 精製したタンパク質Xは単量体で酵素活性をもち、その活性発現には補因子を必要としないことが判明した。次に、タンパク質Xに対する 1 種類のモノクローナル抗体(anti-X)をマウスを用いて作製した。タンパク質Xの酵素活性、抗体作製及び細胞内局在の解析に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。ただし、精製の過程で酵素活性が失われることはなかった。
×1 試料イにおけるタンパク質Xの酵素活性は、試料アよりも高い。
○2 タンパク質Xの比活性*は、試料アよりも試料ウにおいて高い。
○3 anti-X を産生するハイブリドーマの作製には、マウス骨髄腫細胞が用いられる。
×4 anti-X は、タンパク質X中の複数の異なるエピトープ(抗原決定基)を認識する。
×5 anti-X と試料イを用いたウエスタンブロット法により、タンパク質Xの細胞内局在を同定することができる。
*比活性:試料中のタンパク質の単位重量当たりの酵素活性