第103回薬剤師国家試験 問154

問 154 統合失調症治療薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

1 ハロペリドールは、黒質-線条体ドパミン神経系を介する過剰な神経伝達を抑制することで陽性症状を改善する。
2 クエチアピンは、セロトニン5-HT2A 受容体、ヒスタミン H1 受容体及びアドレナリン α1 受容体を遮断する。
3 アリピプラゾールは、ドパミン D2 受容体及びセロトニン 5-HT1A 受容体に対して部分刺激薬として作用する。
4 パリペリドンは、主に大脳皮質のセロトニン 5-HT2A 受容体を刺激することで陰性症状を改善する。
5 クロルプロマジンは、腹側被蓋野-側坐核ドパミン神経を介する過剰な神経伝達を抑制することで制吐作用を示す。

 





 

第103回薬剤師国家試験 問154-正答-2,3

問 154 統合失調症治療薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

×1 ハロペリドールは、黒質-線条体ドパミン神経系を介する過剰な神経伝達を抑制することで陽性症状を改善する。
○2 クエチアピンは、セロトニン5-HT2A 受容体、ヒスタミン H1 受容体及びアドレナリン α1 受容体を遮断する。
○3 アリピプラゾールは、ドパミン D2 受容体及びセロトニン 5-HT1A 受容体に対して部分刺激薬として作用する。
×4 パリペリドンは、主に大脳皮質のセロトニン 5-HT2A 受容体を刺激することで陰性症状を改善する。
×5 クロルプロマジンは、腹側被蓋野-側坐核ドパミン神経を介する過剰な神経伝達を抑制することで制吐作用を示す。