第103回薬剤師国家試験 問269

問 266−269 55歳男性。10年前に 2型糖尿病と診断され、生活習慣の改善とナテグリニドの服用を開始した。 5年前に HbA1c 値が 8.4%まで上昇したため、メトホルミン塩酸塩が追加され、その後増量されて以下の処方となった。

問 269(薬剤)
インスリン デテミルに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

1 速効型のインスリン製剤である。
2 皮下注射後、等電点沈殿に伴い微結晶になり、ゆっくりと溶解して血中に移行する。
3 ヒトインスリンにミリスチン酸基を付加し、血漿中のアルブミンとの結合を利用して作用の持続化を図っている。
4 投与ごとの血糖降下作用のばらつきが少なく、安定した血糖コントロールが期待できる。
5 等張化剤として D-グルコースが用いられている。

 





 

第103回薬剤師国家試験 問269-正答-3,4

問 266−269 55歳男性。10年前に 2型糖尿病と診断され、生活習慣の改善とナテグリニドの服用を開始した。 5年前に HbA1c 値が 8.4%まで上昇したため、メトホルミン塩酸塩が追加され、その後増量されて以下の処方となった。

問 269(薬剤)
インスリン デテミルに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

×1 速効型のインスリン製剤である。
×2 皮下注射後、等電点沈殿に伴い微結晶になり、ゆっくりと溶解して血中に移行する。
○3 ヒトインスリンにミリスチン酸基を付加し、血漿中のアルブミンとの結合を利用して作用の持続化を図っている。
○4 投与ごとの血糖降下作用のばらつきが少なく、安定した血糖コントロールが期待できる。
×5 等張化剤として D-グルコースが用いられている。