第103回薬剤師国家試験 問223

問 222−225 50歳男性。薬局に処方箋とお薬手帳を持参した。初回面談の際、屋外でのスポーツやレジャーに使用する日焼け止めの相談があった。この男性は、今まで日焼け止めを使用したことがなく、海水浴の後は肌が赤くなり、ほてりや痛みを感じ、水疱ができるとのことであった。

問 223(物理・化学・生物)
この男性が海水浴の際に経験した皮膚症状を含め、日焼けに関する記述のうち、
正しいのはどれか。2つ選べ。

1 海水浴後に生じる紅斑には、炎症性メディエーターによる血管収縮が関わる。
2 紫外線曝露による色素沈着は、主として肥満細胞におけるメラニンの産生増強による。
3 メラニンは、チロシンから生合成される。
4 色素沈着は、通常、紅斑・水疱が生じる前に起こる。
5 紫外線曝露は、DNA 鎖上にピリミジン二量体を生じさせる。

 





 

第103回薬剤師国家試験 問223-正答-3,5

問 222−225 50歳男性。薬局に処方箋とお薬手帳を持参した。初回面談の際、屋外でのスポーツやレジャーに使用する日焼け止めの相談があった。この男性は、今まで日焼け止めを使用したことがなく、海水浴の後は肌が赤くなり、ほてりや痛みを感じ、水疱ができるとのことであった。

問 223(物理・化学・生物)
この男性が海水浴の際に経験した皮膚症状を含め、日焼けに関する記述のうち、
正しいのはどれか。2つ選べ。

×1 海水浴後に生じる紅斑には、炎症性メディエーターによる血管収縮が関わる。
×2 紫外線曝露による色素沈着は、主として肥満細胞におけるメラニンの産生増強による。
○3 メラニンは、チロシンから生合成される。
×4 色素沈着は、通常、紅斑・水疱が生じる前に起こる。
○5 紫外線曝露は、DNA 鎖上にピリミジン二量体を生じさせる。