2025年以降「高齢者の急増」から「現役世代の急減」に局面が変化します

厚生労働省発表資料

当ページで出てくる画像はすべて厚生労働省発表資料「令和6年度の同時報酬改定に向けた意見交換会(第1回)議事次第」の資料からの引用です。

薬局薬剤師も含まれる この医療・介護業界はここ20年程、高齢者が急増しつづけそのピークを迎える「2025年問題」に向けて突っ走ってきました。

2025年を超えると高齢者の急増は落ち着き、そこからの高齢者の増加数はこれまでより緩やかになります。
しかし、2025年以降は別の問題が出てきます。
それが「現役世代の急減」です。
※現役世代=15~64歳

2000年から2015年の15年間では、65歳以上の高齢者の数は153.7%に急増していますので、これまでは「高齢者の急増」への対応が正しい策でした。

しかし2025年から2040年の15年間では、高齢者は約250万人しか増えないのに対し 現役世代は約1200万人減るという「現役世代の急減」が問題となってきます。

2040年以降は、全年齢層が減り続けるという別の問題に切り替わりますが、それはもっと先の話です。

厚生労働省が「令和6年度の同時報酬改定に向けた意見交換会」でこんな資料を出してくるのですから、次の調剤報酬改定は「現役世代の急減」に備えるための一手が打たれるのでしょう。

これまでの調剤報酬改定の延長線といった変化からは外れてくるのだと思っています。

今回、ここでお借りした画像の他にも、問題点をわかりやすく明示してくれているスライドが多数ありましたので、少しでも多くの薬局薬剤師さんに、厚生労働省のページを訪れて読んで欲しいなと思います。

厚生労働省のページ
令和6年度の同時報酬改定に向けた意見交換会(第1回)議事次第

結構なボリュームのある資料なので、画像のページだけでも見ておいて欲しいなと思います。

他にも色々と書いています

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