薬剤師が知っておくべき、連携する多職種それぞれの役割

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ポリファーマシーの解消を含む薬物療法の適正化(減薬提案など)において、薬剤師は多職種と連携して、患者の生活状況や身体機能等の様々な情報を把握し、処方医師の支援を行うことが重要です。

各職種の薬剤に関わる役割をわかっていないと、その段階にもいけませんので、まずは各職種の役割を把握することから始めましょう。

看護師 の役割

服用管理能力の把握
服薬状況の確認
服薬支援
ADLの変化の確認
薬物療法の効果や薬物有害事象の確認
多職種へ薬物療法の効果や薬物有害事象に関する情報提供とケアの調整

歯科衛生士 の役割

口腔内環境や嚥下機能を確認し、薬剤を内服できるかどうか(剤形、服用方法)、また薬物有害事象としての嚥下機能低下等の確認

 

理学療法士・作業療法士 の役割

薬物有害事象、服薬に関わる身体機能、ADLの変化の確認

 

言語聴覚士 の役割

嚥下機能を評価し、内服可能な剤形や服用方法の提案
薬物有害事象としての嚥下機能低下等の評価

 

管理栄養士 の役割

食欲、嗜好、接触量、食形態、栄養状態等の変化の評価

 

社会福祉士等 の役割

入院・入所前の服薬や生活状況の確認と院内(所内)多職種への情報提供
退院・退所に向けた退院先の医療機関・介護事業所等へ薬剤に関する情報提供

 

介護福祉士 の役割

服薬状況や生活状況の変化の確認

 

介護支援専門員 の役割

各職種からの服薬状況や生活状況の情報集約と主治の医師、歯科医師、薬剤師への伝達
薬剤処方の変更内容を地域内多職種と共有

 

 

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