コロナ前に全国の薬局がやっていた健康サポートイベント

その他

薬局の片づけをしていたら、コロナ前に全国の薬局が行っていた 健康イベント をまとめた資料が出てきましたので、こちらに書きまとめておきます。

試食会・試飲会系

健康食品の試食会・試飲会を行う。
最近の健康食品は驚くほど美味しいものも多い。
が、ひと昔前のイメージで、「薄味なんでしょ?」「おいしくないんでしょ?」というイメージも根強い。
健康食品のその成分の良さはもちろんのこと、アレンジメニューや、美味しい摂り方も紹介する。

熱中症予防に「薬局でひと涼み」

のぼりや、看板などで、薬局を「ひと涼みスポット」として気軽に利用してもらえる事をアピール。
お水や経口補水液・塩飴なども提供する。
また、経口補水液を常備しておくことの大切さなども紹介する。

 



薬局をコニュニティの場にしたイベント

作品展示会

地域の皆さんから、今回は「写真」「手芸」「折り紙」など お題を決めて、作品を募集し、薬局内に期間限定で展示する。
展示会開催中であることが、外からもわかるようにするのが良い。

趣味の体験会

地域には、意外な趣味の名人や達人がいるものです。
みつける事ができれば、その方に1日講師になってもらい、参加者を集めて体験会を行う。

キッズファーマシー

対象年齢を決めて、事前予約制とし、分包機でチョコやラムネなどを分包する薬剤師体験が人気。
ユヤマが分包機や子供用の白衣を貸し出ししてくれるので、相談すると良い。

薬局で行う相談会

薬と健康の相談会

薬局側は、薬の相談はいつでもしてくれらたOKという姿勢でいます。が、患者さんにとっては「忙しそうだからやめておこう」とか思っているものです。
処方箋受付状況の少ない昼間の時間などに「お薬と健康の相談会」を開催することで、相談しやすい状態を作る。
相談会は、他のイベントと簡単に組み合わせができるので、そうなると参加者も増えやすい。

毎日の栄養相談会

管理栄養士による栄養相談会を開催する。
管理栄養士が在籍していない薬局の場合、地域の栄養士や派遣サービスに頼むのもアリ。
普段の食事や食習慣について聞き出せるよい機会になる。また、健康食品の販売などにつなげることもできる。

在宅介護の相談会

日時を決めて、在宅介護についての相談を受け付けする。地域包括センターの職員さんや、介護事業所のケアマネジャーさんにも同席してもらい、薬局と介護が連携できることを知ってもらう。
また、介護事業所との連携づくりにもなる。

運動系の健康イベント

簡単運動体験会

スクワット運動や、ダンベル運動、その他椅子を使った運動など、自宅で続けられる運動も紹介する。
それを楽しく身に着けてもらい、続けてもらうためのサポートもする。
定期的に足を運ぶ薬局が それを行うことで、「運動しなくては」と思い出すきっかけになる。

手遊びで脳を活性化 体験会

脳を活性化する作用があるといわれている手遊びや、「認知症」をしってもらうためのセミナーも合わせて開催する。その他、口腔内の状態管理など、認知症に効果的と言われているものを合わせて紹介。

ウォーキング大会

薬局をスタート地点やゴール地点などにして、わが町のウォーキングルートを紹介する。
異業種にも連携・協力してもらって、スタンプラリーのようなものにもできる。
地域の異業種との連携づくりにもなる良い企画。
併せてアミノ酸系のサプリメントやドリンクも用意しておく。

健康測定系の健康イベント

血管年齢測定会

血管年齢というわかりやすい数値がミソ。
実年齢に負けていると今度は勝ちたくなるので、血管年齢改善に取り組み、次回の測定を楽しみにしてくれる効果も。
その他測定機さえ用意すれば、体組成チェック、ストレス度チェック、体内糖化度、肌年齢、HbA1c、頭皮チェック、認知症チェックなども開催可能。

握力測定会

握力計を用意して、自身で測定してもらう。
年齢別の平均値などを用意しておいて、現状の筋肉度を知ってもらう。
筋肉を強くするために、たんぱく質のとり方や、たんぱく質の豊富な健康食品の紹介などもあわせて行う。

骨の健康測定会

骨の健康測定機器はレンタルしてくれる会社があるのでそれを利用する。
骨粗鬆症のちょっとしたセミナーと合わせて開催してもよい。
骨密度アップ関連の商品や、運動法も紹介できるように用意しておく。

その他

アロマテラピーでハンドトリートメント

アロマテラピー(精油)を使って、ハンドマッサージを行いながら、美容と健康の話をしてゆくというもの。
薬局スタッフが、ハンドマッサージの方法を学び、スタッフが患者さんに対して行う方法や
日本アロマ環境協会などから講師を呼んで行う方法などがある。
スキンシップを行うことで、コミュニケーションを深められる効果もある。

自分で作る虫よけスプレー講座

虫よけ効果のある精油(エッセンシャルオイル)で、子供でも安全に使える虫よけスプレーづくり。
市販の虫よけスプレーとの効果の違いも説明。

食事の塩分を知ろう!体験会

塩分の異なる味噌汁を4種類ほど用意して、飲み比べてもらい「いつもの味」に近いものを選んでもらう。その後塩分を発表。日本人の栄養摂取基準(塩分)の男性7.5g未満、女性6.5g未満を意識してもらう。
塩分濃度計を用意しておいて、自宅から味噌汁を持参してもらい計測する。という方法も。

ナイト ノルディックウォーク

歩数計をつけて、1時間程度街を歩く ウォーキングイベントを開催されている薬局さんも。
参加費無料で、ウォーキングポールの貸し出しも行い、ただのお散歩ではなく「ノルディックウォーク」というのが興味深い。

学びを共有できる楽しいコミュニティづくり

地域の大学の吹奏楽部によるコンサート
懐かしの映画観賞会
クリスマスコンサート
地域の趣味の名人による体験会(味噌づくり・フランス刺繍)
など、コミュニティづくりがすごい薬局さんもあります。

薬局発のバスツアー

地域包括センターの職員さんとも一緒に、20名規模でのバスツアーを開催。
お参り・食事・ビール工場見学など
企画力がすごい薬局さんもあります。

 



健康イベント開催にあたって

準備

健康イベント開催にあたって最も大事なのは準備。
【Why】なぜ開催するのか(開催の目的)
【What】何をするのか、何を伝えたいのか(ゴールの確認)
【Who】どんな人に参加してもらいたいか(参加者像の決定)
【When】いつ開催するのか
【Where】どこで開催するのか(薬局か、それ以外か)
【How】どうやって集客するのか・予算はどうするのか
この5W1Hは事前にしっかりと決めておくことが成功の秘訣。

スケジュール

①どんなイベントを行うのか遅くとも1か月前には決定する。

②薬局以外の場所で行うなら、会場の予約。またレンタルが必要なら予約・発注も行う。

③1か月前にはポスターや、チラシ、ホームページなどでの告知を開始する。

④開催準備として、簡単な運営マニュアルを作成しておくのがオススメ

⑤スタッフ自身も楽しんて、イベント当日を迎える。

⑥イベント後のアフターフォローが最も大事。来てくれた患者さんへのフォローを欠かさない事で、薬局の強力なリピーター(薬局のファン)になってもらう。

他にも色々と書いています
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