狭心症と診断された方が少なくとも知っておくべき1つのこと

薬・治療・病態 各論

タイトルの通り「狭心症と診断された方が少なくとも知っておくべきたった1つのこと」とは

狭心症は突然死に発展するリスクがある病気

ということです。

と、少し大げさに書きましたが本当に、狭心症⇒心筋梗塞⇒処置が間に合わない場合、死に至ります。

最低限これ1つだけは知っておいて気を付けて下さい。

しかし、自分の病気または家族の病気については、1つだけではなく、たくさん知っておいて損はありません。

これ以下もぜひ読んでいただきたいです。

 

狭心症とは、心臓病のひとつです

狭心症とは、心臓自体に血液を送る細い血管が更に狭くなり、心臓の筋肉が酸素不足状態になり、心臓痛(胸痛)をともなった発作がおこる病気です。

主な原因は動脈硬化です。

動脈硬化」とは、文字どおり「動脈(新鮮な血液を送る血管)」が「硬化(硬くなった)」した状態をいいます。

心臓自身も新鮮な血液を必要としていますので、心臓自身に新鮮な血液を送る「冠動脈(かんどうみゃく)」という動脈があります。それが硬くなると、狭心症の原因となります。

なぜ冠動脈は硬くなるの?

なぜその冠動脈が硬くなるかというと、冠動脈(血管)の壁が厚くなるからです。

※血管が厚くなる場合、内側が厚くなりますので、血管の内部は狭くなってしまいます。

なぜ血管の壁は厚くなるの?

なぜ血管の壁が厚くなるかというと、コレステロールが血管の壁の中に入り込むからです。

(なので、コレステロール値を医師の指示どおり下げることが大切です。)

※他にも原因と考えられているものはあります。
※話が複雑にならないよう、それぞれ最上位の原因のみを紹介しています。

 

「狭心症⇒心筋梗塞⇒処置が間に合わない場合、死に至る」って言ってたけど、『心筋梗塞』って何?

簡単にいうと

狭心症 =心臓が酸素不足になってる状態=心臓が息苦しい状態

心筋梗塞=心臓に酸素が届いていない状態=心臓が息をしていない状態

もう少し補足すると、
先ほど出てきた※冠動脈(かんどうみゃく)が更に狭くなり、どんどんと狭くなり、ついに詰まってしまった状態が心筋梗塞です。
(※冠動脈=心臓自身に新鮮な血液を送るための血管(動脈))

(狭心症⇒心筋梗塞以外にも「心筋梗塞になる原因」はありますが、ここは狭心症と診断された方に読んでもらうためのページであるため割愛)

 

色々と怖がらせましたが、安心して下さい

しかし、安心してください。

狭心症と診断されて、今、医師の治療を受けている時点であなたが突然死する危険性はかなり低くなりました。

もう、狭心症とわかったのですから、血管がこれ以上狭くならないようにすれば良いのです。

その為に、生活習慣を見直せば良いのです。

その方法は病院や薬局で聞けば教えてくれます。

血管がこれ以上狭くならない為の薬もたくさん種類があります。
ご自身に合ったものを医師が処方してくれるでしょう。

狭心症は、薬の他に手術による治療方法も確立されています。あなたに合った治療方法を医師が選択してくれるでしょう。

安心して治療に励んでください。

 

最後に

当サイトはあくまで一般的な注意点や説明を記載しています。実際はその方の年齢や性別、その他合併症、併用薬の有無など、個人によって治療方法が異なります。当サイトの情報は「参考程度」に留めておいてください。当サイトでは、取り上げた情報により生じた健康被害等の責任は一切負いません。


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