薬剤師も知っておくべき「ADL区分」とは

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介護を受ける方(患者さん)のADL区分を確認するのは、介護職の間では常識ですが、私たち薬剤師の間ではまだまだ常識とまではなっていません。

しかし、在宅を行う薬剤師はADL区分を確認するのは当たり前くらいの認識でいないといけません。

ADL区分について情報を整理しておきます。


ADL区分とは

「ADL区分とは」の前に、ADLとは

ADLとは「Activities of Daily Living」の略称で、日本語では「日常生活動作」といいます。

・朝 目覚めたら布団から出て起き上がる
・朝ごはんを食べる
・服を着替える
・歯を磨く
・顔を洗う

こういった日常生活で普通に行っている動作のことをADL(日常生活動作)と言います。
例えばこの「服を着替える」という動作が「出来なくなった」もしくは「遅くなった」という状態のことを「ADLが低下した」とよく表現します。

 

ADL区分とは

ADL区分とは身体機能による区分のことで、
・ベッド上の可動域
・移乗
・食事
・トイレの使用
の4項目について、自立(0点)~全面依存(6点)の7段階で評価し、その合計点によってADL区分を3段階に分類したもの。

点数 段階 支援レベル
0 自立 手助け、準備、観察の不要 または1~2回のみ
1 準備のみ 物や用具を患者の手の届く範囲に置くことが3回以上
2 観察 見守り、励まし、誘導が3回以上
3 部分的な援助 動作の大部分(50%以上)は自分でできる・四肢の動きを助けるなどの体重(身体)を支えない援助を3回以上
4 広範な援助 動作の大部分(50%以上)は自分でできるが、体重を支える援助(例えば、四肢や体幹のの重みを支える)を3回以上
5 最大の援助 動作の一部(50%未満)しか自分でできず、体重を支える援助を3回以上
6 全面依存 まる3日間すべての面で他者が全面援助した(及び本動作は一度もなかった場合)

 



これを各項目について0~6点の7段階で評価して合計点を出します。

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項目 支援レベル
ベッド上の可動域
移乗
食事
トイレの使用
(合計点)

そして、合計点によってADL区分を3段階に分類します。

ADL得点(合計点) 0~10点→ ADL区分1
ADL得点(合計点) 11~22点→ ADL区分2
ADL得点(合計点) 23~24点→ ADL区分3

 

薬剤師も在宅に介入する際にだけでなく、高齢の患者様については、このADL区分という視点を持って患者さんをみるようにすることがこれからの時代の薬剤師にとっては重要です。




 

 最後に

当サイトはあくまで一般的な注意点や説明を記載しています。実際はその方の年齢や性別、その他合併症、併用薬の有無など、個人によって治療方法が異なります。当サイトの情報は「参考程度」に留めておいてください。当サイトでは、取り上げた情報により生じた健康被害等の責任は一切負いません。


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