【2019年も流行】手足口病は夏に流行を迎える、4歳以下での発症が多い疾患

薬・治療・病態 各論

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毎年7月頃に流行のピークを迎える手足口病ですが、2019年も例にもれず「手足口病」が流行してきましたので、手足口病についての情報を再確認しておきます。

しかし、手足口病はそれ用の治療薬が無いので、流行していても薬局では流行を敏感に察知しにくいですね

 

手足口病は英語では、hand, foot and mouth disease と言います。
日本語でも「そのまんま」ですが、英語でも「そのまんま」ですね。

 



手足口病の治療薬(薬物療法)

薬剤師が書いているページなので、まずは治療薬の話からです。

が、実は

手足口病の治療薬はありません。
(2019年現在、手足口病に対して特異的な治療薬はありません。)

手足口病の発疹に、強いかゆみが伴うことはまれなので「かゆみ止め」は塗り薬・飲み薬ともに処方されることはあまりありません。

熱を伴うこともありますが、高熱が長く続くことも少ないので「解熱薬」が処方されることもあまりありません。

水分補給を忘れずに

後述しますが、手足口病にかかりやすいのは4歳未満のお子さんです。

4歳未満のお子さんは、口の中に発疹が出来ると、口の中にものを入れるのを嫌がります。

ひどい場合は食べ物だけでなく、水などの飲み物も嫌がります。
すると、脱水症状を起こしやすくなるため注意が必要です。

口に入れても、刺激になりにくく、痛みも感じにくい「経口補水液」をこまめに飲ませてあげることが大切です。

脱水が進行しているのに、経口補水液も全く飲まないという事であれば、病院や医院での点滴の処置が必要になることもあります。

 

手足口病とは

手足口病とは、その名の通り「手」や「足」や「口」にブツブツ(水泡性の発疹)ができる病気です。

原因はウイルスで、そのウイルスを介して感染が広がります。

※国立感染症研究所のページより引用

手足口病(hand, foot and mouth disease:HFMD)は、その名が示すとおり、口腔粘膜および手や足などに現れる水疱性の発疹を主症状とした急性ウイルス感染症で、1950年代後半に認識されたウイルス性発疹症であり、我が国では1967年頃からその存在が明らかになった。本疾患はコクサッキーA16(CA16)、CA6、エンテロウイルス71(EV71)などのエンテロウイルスが原因ウイルスである。基本的に予後は良好な疾患であるが、急性髄膜炎の合併が時に見られ、稀であるが急性脳炎を生ずることもあり、なかでもEV71は中枢神経系合併症の発生率が他のウイルスより高いことが知られている。

接触感染、飛沫感染で広がる

接触感染、飛沫感染で広がります。

患者の、患部や唾液や糞便からウイルスがうつります。

ですから、感染予防としては特に手洗いが重要です。

手足口病の感染予防はまず「手洗い」!

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かかりやすい人・流行する時期

・4歳くらいまでの幼児がかかりやすく、2歳以下は特に感染しやすい。
・流行する時期は「夏」です。

小学生でも、かかることはありますし、ウイルスの種類によっては小学生で流行することもあります。

本疾患は4歳位までの幼児を中心に夏季に流行が見られる疾患であり、2歳以下が半数を占めるが、学童でも流行的発生がみられることがある。また、学童以上の年齢層の大半は既にこれらのウイルスの感染(不顕性感染も含む)を受けている場合が多いので、成人での発症はあまり多くなく、男子に多い傾向が見られる。

 

どのような経過をたどるの?

知らない間に原因ウイルスに感染してしまいます。

( 3~5日程度の潜伏期間 )

手や足や口に、2~3mmのブツブツ(水疱性発疹)が出現します。
※発熱を伴うこともあります。

ブツブツ(水疱性発疹)は3~7日かけて消えてゆきます。

※かさぶたになってしまうということもあまりありません。

 

手足口病にかかっても幼稚園や学校に行っていいの?

手足口病は、インフルエンザのように「必ず休まないといけない病気」ではありません。
ブツブツがひどいうち(急性期)は休んで、ブツブツが消えてきて元気が出てきたら登園(登校)してもよいでしょう。
登園後(登校後)、お友達にウイルスをうつしてしまう事もありますが、それはもう仕方ありません。
ウイルスは長期間出続けることがあるので、その長期間を休ませ続けることを強いるというのは現実的には不可能ですから。

手足口病は、学校で予防すべき伝染病1~3種に含まれていない。主症状から回復した後もウイルスは長期にわたって排泄されることがあるので、急性期のみ登校登園停止を行って、学校・幼稚園・保育園などでの流行阻止をねらっても、効果はあまり期待ができない。本疾患の大部分は軽症疾患であり、集団としての問題は少ないため、発疹だけの患児に長期の欠席を強いる必要はなく、また現実的ではない。通常の流行状況での登校登園の問題については、流行阻止の目的というよりも患者本人の症状や状態によって判断すればよいと考えられる。


最後に

引用部分は、国立感染症研究所の手足口病のページからの引用です。

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