主な施設基準の届出状況等 令和5年7月5日発表(厚生労働省・中医協-発表資料より)

厚生労働省発表資料

当資料は令和5年7月5日に中医協(厚生労働省)が発表した資料のデータを引用して作成したものです。

各年7月1日時点における数字です。

保険薬局の数は
令和3年の59,814から、793増えて、令和4年には60,607となっています。

調剤基本料の算定状況

令和4年7月1日時点(比率は保険薬局数60,607に対する比率)

調剤基本料 届出薬局数 比率
調剤基本料1 ※42点 42,582 70.26%
調剤基本料2 ※26点 1,393 2.30%
調剤基本料3イ ※21点 2,837 4.68%
調剤基本料3ロ ※16点 3,820 6.30%
調剤基本料3ハ ※32点 9,125 15.06%
注1のただし書に該当 185 0.31%
非算定(無届)等 ※7点 665 1.10%
/60607

70%以上の大部分の薬局が調剤基本料1を算定しているとわかります。

地域支援体制加算の算定状況

令和4年7月1日時点(比率は保険薬局数60,607に対する比率)

地域支援体制加算 届出薬局数 比率
地域支援体制加算1 ※39点 10,027 16.54%
地域支援体制加算2 ※47点 11,701 19.31%
地域支援体制加算3 ※17点 945 1.56%
地域支援体制加算4 ※39点 454 0.75%
非算定(無届) 37,480 61.84%
連携強化加算 ※2点 5,619 9.27%
/60607

※地域支援体制加算に不随する加算である連携強化加算もここに載せておきました。

2022年7月1日時点では、地域支援体制加算の算定率は約40%とわかります。

調剤基本料1の薬局用の加算である地域支援体制加算1.2に絞って見ると、算定率は51.03%
(地域支援体制加算1+2)/調剤基本料1 = (10027+11701)/42582 =0.51026…

調剤基本料1以外の薬局用の加算である地域支援体制加算3.4に絞って見ると、算定率は8.15%
(地域支援体制加算3+4)/(調剤基本料2+3) = (945+454)/(1393+2837+3820+9125) =0.08145…

調剤基本料2や3の薬局が、地域支援体制加算を算定する難しさがよくわかります。

後発医薬品調剤体制加算の算定状況

令和4年7月1日時点(比率は保険薬局数60,607に対する比率)

後発医薬品調剤体制加算 届出薬局数 比率
後発調1(80%~) ※21点 12,530 20.67%
後発調2(85%~) ※28点 20,332 33.55%
後発調3(90%~) ※30点 12,165 20.07%
非算定(無届) 15,580 25.71%
/60607

後発医薬品調剤体制加算を算定できている薬局は前提の約3/4の薬局です。
つまり、後発率80%以上の薬局が約3/4という事で、後発医薬品の使用率は全国的にかなり上がっていることがよくわかります。

その他の施設基準の算定状況

令和4年7月1日時点(比率は保険薬局数60,607に対する比率)

その他の施設基準 届出薬局数 比率
在宅患者訪問薬剤管理指導料 54,875 90.54%
かかりつけ薬剤師(略) 35,382 58.38%
在宅患者調剤加算 22,424 37.00%
特定薬剤管理指導加算2 7,942 13.10%
在宅中心静脈栄養法加算 7,261 11.98%
在宅患者医療用麻薬持続注射療法加算 5,223 8.62%
無菌製剤処理加算 4,474 7.38%
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