眠りたいのに眠れない方へ 睡眠薬を飲んでも眠れない方へ

薬・治療・病態 各論

薬局で薬剤師として仕事をしていると、

・睡眠薬を飲んでも眠れないんです。
・この睡眠薬は2錠飲んでも良いですか?
・もっと強い睡眠薬ってありませんか?

といった質問や相談を受けることは少なくありません。

不眠で悩んでいる方は多いです。

悩んでいるのはあなただけではありません。


どうして人間は眠る必要があるのでしょうか?

簡単に言うと、「頭(脳)と身体を休ませるため」です。

まずは、身体を休ませるを考えてみましょう。

実は『身体を休ませる』のに『眠りに落ちる』必要はありません。

布団の上で、横になっているだけで身体は休息がとれています。

『身体を休ませる』ためには『布団の上で横になる』だけで良いです。

眠りに落ちなくても良いので、布団の上で横になっていましょう。

次に、頭(脳)を休ませるを考えてみましょう。

何が脳を疲れさせているかというと、ほとんどが『眼』と『耳』から入ってくる情報です。

逆にいうと、この『眼』と『耳』からの情報を遮断するだけで、脳の大部分は休むことができます。

『耳』から入ってくる情報を遮断するために、テレビやラジオは消してください。部屋の外からの音や、部屋の中の小さな機械音等が気になるのなら、耳栓をしてください。それで『耳』からの情報を遮断することができるので、脳は休むことができます。

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『眼』から入ってくる情報を遮断するために、部屋を暗くしてください。テレビは静かにするためにも消していただいたと思いますが、部屋を暗くするためにも、テレビは消してください。豆電球や、家電の通知ランプ等の明るさであれば、目を閉じるだけでその情報は遮断できます。それで、脳は休むことができます。

部屋を静かにして、部屋を暗くして、布団の上に横になって、目を閉じる

・部屋を静かにして
・部屋を暗くして
・布団の上に横になって
・目を閉じる

これをしていれば、たとえ『眠りに落ちない』でも、『眠りに落ちた』状態の7割程度は休めると言われています。

つまり、深夜0時~朝8時まで全く眠りに落ちられなかったとしても
『部屋を静かにして、部屋を暗くして、布団の上に横になって目を閉じて』さえいれば、8時間の7割ぶん、つまり5.6時間は寝たのと同じ休息がとれていることになります。

大事なのは、
・途中で目を開けない
・「何時間経ったかな」と時計を見ない
・スマホは絶対に触らない
です。

さぁ、スマホの電源を落とした後は

『部屋を静かにして、部屋を暗くして、布団の上に横になって、目を閉じてください』


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