2020年も折返しに入っています。
地域支援体制加算を算定する薬局およびそれを目指す薬局が2020年中にやっておかなければならない事といえば、「薬局プレアボイド事例」を薬局ヒヤリハット事例収集分析事業に報告することです。
「薬局プレアボイド事例」に関しては過去にもこのような記事を書いていますので、よければ参考にしてください。
薬局プレアボイド事例とは
改めて「薬局プレアボイド事例」とは何なのか確認しておきます。
プレアボイドとは、Prevent and avoid the adverse drug reaction(薬による有害事象を防止・回避する)という言葉を基にした造語です。
※prevent = 防ぐ
※avoid = 避ける
※adverse = 不利
※drug = 薬
※reaction = 反応
薬局プレアボイド事例=『薬剤師が患者の薬による不利益を回避・軽減・防止した事例』 の事です。
プレアボイド事例と認められる4つの条件
ikpdi.comでは4つの条件を満たせば、プレアボイド事例と承認されると考えております。
その4つがこちらです。
①薬剤師が処方(薬)に関わる問題点に気づき
②薬剤師が医師へ疑義照会を行い
③その結果処方内容が変更となり
④患者さんに起こるかもしれなかった健康被害を防いだ
架空の例
あくまでも架空の例ですが、4つの条件の具体例を挙げるとこのような感じです。
①ベイスン錠0.2㎎が毎食後で処方されている事に気づき
②薬剤師が医師へ疑義照会を行った
③その結果、用法が毎食直前に変更となり
④期待した薬効が得られない事態および低血糖を起こす危険性が高まる事態を防いだ
あくまでも架空の例ですが、報告するならこのように書けばよいのではないでしょうか。
事例の内容
糖尿病と診断された患者さんにベイスン錠0.2㎎が毎食後で処方されていた。
毎食後では期待した薬効が得られず、かつ低血糖を起こす危険性も高まるため、疑義照会をおこなった結果、用法が毎食直前に変更となった。
背景・要因
同患者に他薬で毎食後の処方があったため、医師の確認不足による処方ミスと考えられる。
改善策
ベイスン錠0.2㎎は食直前服用の薬剤である。必ず用法用量の確認を行う。また、患者さんにも食直前に服用しなければ、十分な効果が得られず、かつ低血糖を起こす危険性も高まる旨を必ず説明する。
2020年中にあった事例を年内に報告しないといけません。
まだまだ時間的な余裕がありますが、早く済ませておいたほうが安心です。
普通に薬局で仕事をしていれば、上記「ベイスン-毎食後」のような事例は1年間に1回や2回ではないくらい経験しますよね。あとは報告を忘れないようにするだけです。
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