調剤料-内服薬【2020年改定】

【過去】調剤報酬

2020年の改定では、内服薬の調剤料にも変更がありました。
変更前の調剤料(2018年改定-内服薬)についても記事を残していますので、必要な方はこちらからどうぞ。

調剤料-内服薬(2020改定反映)

1 内服薬(浸煎薬及び湯薬を除く。(1剤につき))
イ 7日分以下の場合 28点
ロ 8日分以上14日分以下の場合 55点
ハ 15日分以上21日分以下の場合 64点
ニ 22日分以上30日分以下の場合 77点
ホ 31日分以上の場合 86点

注1 服用時点が同一であるものについては、投与日数にかかわらず、1剤として算定する。なお、4剤分以上の部分については算定しない。

 

内服薬-点数-早見表(新旧点数を比較)

日数
旧点数(2018)新点数(2020)
1日分5点28点
2日分10点
3日分15点
4日分20点
5日分25点
6日分30点
7日分35点
8日分39点55点
9日分43点
10日分47点
11日分51点
12日分55点
13日分59点
14日分63点
15~21日分67点64点
22~30日分78点77点
31日分以上86点86点

※参考に2018年改定時の点数と比較してみました。
2018年改定までは1~14日分については1日ごとに点数が設定されていましたが、今回の2020改定では「1~7日分」「8~14日分」も一括りになったのが大きな変更点です。
※内服薬は1日分や8日分といった処方はもともと少なく、短めの処方だとほとんどが7日分や14日分といった1週間単位で処方されます。ですから、薬局にとって実質 内服薬調剤料はマイナス改定のようですね。

厚生労働省「調剤報酬点数表に関する事項」-令和2年改定- から抜粋

サイト内解説記事

ア 内服薬(浸煎薬及び湯薬を除く。以下同じ。)の調剤料については、内服用滴剤とそれ以外の内服薬とは所定単位及び所定点数が異なる。(内服用滴剤は調剤料の「注1」による。)

※内服用滴剤の例=ピコスルファートナトリウム内用液・ラキソベロン内用液

イ 内服薬(内服用滴剤以外のもの)についての調剤料及び薬剤料の算定はそれぞれ「1剤」及び「1剤1日分」を所定単位とし、内服用滴剤についての調剤料及び薬剤料は「1調剤」を所定単位として算定するが、この場合の「1剤」とは、調剤料の算定の上で適切なものとして認められる単位をいうものであり、次の点に留意する。

イ-(イ) 1回の処方において、2種類以上の薬剤を調剤する場合には、それぞれの内服薬を個別の薬包等に調剤しても、服用時点が同一であるものについては、1剤として算定する。

※イ-(イ)例 服用時点 投与日数
アムロジピン錠5㎎ 1錠 1日1回朝食後 28日分
アトルバスタチン錠10㎎ 1錠 1日1回朝食後 28日分

こういった処方で、患者さんが「薬を袋に入れるの1種類ずつ分けて欲しい」等の希望をされたので、薬袋を分けた場合でも1剤として算定しなさいという事。

 

イ-(ロ) 服用時点が同一である薬剤については、投与日数にかかわらず1剤として算定する。

※イ-(ロ)例 服用時点 投与日数
レボフロキサシン錠500㎎ 1錠 1日1回朝食後 5日分
アンブロキソール塩酸塩徐放OD錠45㎎ 1錠 1日1回朝食後 7日分

こういった処方は、1剤として算定しなさいという事。

 

イ-(ハ)   (イ)及び(ロ)における「服用時点が同一である」とは、2種類以上の薬剤について服用日1日を通じて服用時点(例えば「朝食後、夕食後服用」、「1日3回食後服用」、「就寝前服用」、「6時間毎服用」等)が同一であることをいう。また、食事を目安とする服用時点については、食前、食後及び食間の3区分とすることとし、服用時点が「食直前」、「食前 30 分」等であっても、調剤料の算定にあっては、「食前」とみなし、1剤として扱う。

※イ-(ハ)例 服用時点 投与日数
ボグリボース錠0.2㎎ 3錠 1日3回毎食 30日分
モサプリドクエン酸塩錠5㎎ 3錠 1日3回毎食前 30日分

こういった場合、薬袋は「毎食直前」と「毎食前」では分けるべきだが、調剤料を算定する際には1剤として扱いなさいという事。

 

イ-(ニ)  (イ)及び(ロ)にかかわらず、次の場合は、それぞれを別剤として算定できる。
① 配合不適等調剤技術上の必要性から個別に調剤した場合
② 内服用固形剤(錠剤、カプセル剤、散剤等)と内服用液剤の場合
③ 内服錠とチュアブル錠又は舌下錠等のように服用方法が異なる場合

【関連記事】
 

イ-(ホ) 同一有効成分であって同一剤形の薬剤が複数ある場合は、その数にかかわらず1剤として算定する。

※イ-(ホ)例 服用時点 投与日数
ニフェジピンL錠10㎎ 1錠 1日1回朝食後 30日分
ニフェジピンL錠20㎎ 1錠 1日1回夕食後 30日分

ニフェジピンL錠10㎎と、ニフェジピンL錠20㎎は「同一有効成分(ニフェジピンL)」「同一剤形(錠剤)」であるため、1剤と算定しなさいという事。

 

ウ 内服薬の調剤料は、1回の処方箋受付について、4剤以上ある場合についても、3剤として算定する。ただし、この場合、内服用滴剤は剤数に含めないが、浸煎薬又は湯薬を同時に調剤した場合には、当該浸煎薬又は湯薬の調剤数を内服薬の剤数に含めることとする

エ 同一薬局で同一処方箋を分割調剤(調剤基本料の「注8」の長期保存の困難性等の理由による分割調剤又は「注9」の後発医薬品の試用のための分割調剤に限る。)した場合は、1回目の調剤から通算した日数に対応する点数から前回までに請求した点数を減じて得た点数により算定する。

オ 隔日投与等投与しない日がある処方に係る内服薬の調剤料は、実際の投与日数により算定する。

※チラーヂンS50μg 1錠 1日1回朝食後(隔日投与) 15日分
であれば、30日分ではなく、15日分で算定しなさい。 という事。


関連記事

※最後に

自身の知識の整理として、書き残しています。解釈が間違っている部分があるかもしれません。正しくは、管轄地域の厚生局にお問い合わせください。当サイトの情報は「参考程度」に留めておいてください。当サイトでは、取り上げた情報により生じた健康被害等の責任は一切負いません。

他にも色々と書いています

コメント