薬・治療・病態 各論

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薬剤師が解説~パーキンソン病のわかりやすい説明~

薬剤師筆者が、パーキンソン病について、なるべく平易な表現を使い、パーキンソン病の患者さんやそのご家族さんが読んでもおわかりいただけるように書きまとめました。 ※薬剤師筆者が平易な表現で説明する練習のために書いています。 ※患者様やそのご家...
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クレナフィン爪外用液1本は何日分?何回分?爪何枚分?

結論から言います。 クレナフィン爪外用液3.56g(4mL)1本は 『片足で2週間分』 『両足で1週間分』です。 もうちょっと具体的に言うと 『片足5枚の爪に塗って2週間分』 『両足10枚の爪に塗って1週間分』です。 『爪70枚分』です。 ...
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アレグラ(フェキソフェナジン)と制酸薬を同時に飲むと効果は40%減弱してしまいます

アレルギー性鼻炎等によく使用されるアレグラ(フェキソフェナジン)と、制酸薬(水酸化アルミニウム・水酸化マグネシウム含有製剤)を同時に服用するとアレグラ(フェキソフェナジン)の効果が弱くなってしまう事があり併用には注意が必要です。 ※制酸薬...
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アスベリンシロップ・散・ドライシロップの小児用量(年齢別・体重別)

アスベリンシロップ0.5% アスベリンドライシロップ2% アスベリン散10% の投与量(1日量)の目安は下表の通りです。 (通常1日3回に分服) (表の数値は1日量) 年齢 体重(目安) シロップ0.5% ドライシロ...
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アリメジンシロップの小児用量(体重別・年齢別)

アリメジンシロップ0.05%の投与量の目安は下表の通りです。 通常1日3~4回内服 年 齢 体重(目安) 1回投与量 1日(3回)投与量 1歳 10kg 1mL 3mL 2~3歳 ...
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クラバモックスとオーグメンチンの共通点と相違点

先日薬剤師仲間と話をしていて、『クラバモックスとオーグメンチンの共通点と相違点』、『オーグメンチン錠とサワシリン錠の併用処方』という話題がでましたので、それについて書きまとめておきます。 (adsbygoogle = window...
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めまい症とメニエール病の症状,治療薬,基本情報

薬局薬剤師をしていると、患者さんから「私はメニエールだから・・」「私軽いメニエール病なんですけど・・」等の話を聞くことは少なくありません。 しかし専門医の話によると、「メニエール病だと思うんです」と受診された方のほとんどはメニエル病以外のめ...
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ザルティア錠は心血管疾患や硝酸薬(ニトロ)との併用に警告の出ており注意が必要な排尿障害改善薬

ザルティア錠(一般名:タダラフィル)は、前立腺肥大症に伴う排尿障害に使われる薬剤ですが、 硝酸薬等(ニトログリセリン等)との併用による過度な降圧や 心筋梗塞等の重篤な心血管系等の有害事象も報告されており、注意が必要な薬剤です。 ...
ヒヤリ・ハット事例収集

バルプロ酸ナトリウム徐放錠とバルプロ酸ナトリウム錠との間違いも数多く報告されており注意が必要

一般名処方が増えたことにより,バルプロ酸ナトリウム徐放錠とバルプロ酸ナトリウム錠の処方間違い・取り間違いが増えているようです。 ※関連情報:バルプロ酸ナトリウムは、カルバペネム系抗生物質(注射薬が多い)と併用禁忌であり,こちらにも注意が必...
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パブロン鼻炎カプセルSαは前立腺肥大の症状がある方は飲んではいけないOTC医薬品です。

パブロン鼻炎カプセルSαは前立腺肥大症の方は飲んではいけません。 なぜなら、前立腺肥大が悪化して、排尿困難が更に深刻化する恐れがあるからです。 パブロン鼻炎カプセルSαの添付文書(説明)にもこの様に注意書きがあります。 1.次の人は服用...
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薬剤師がリンデロン点眼液0.01%,点眼・点耳・点鼻液0.1%,点眼・点鼻用A液,眼・耳科用A軟膏の違いを解説

結論からいうとこれら4種類の違いは、「リンデロン点眼液0.01%」を基準に下記に様に覚えるのがおススメです。 「リンデロン点眼液0.01%」は眼の炎症を抑える薬 ↓これの濃度を10倍にしたのが↓ 「リンデロン点眼・点耳・点鼻液0.1%」は...
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ベタメタゾン・d-クロルフェニラミンマレイン酸塩配合錠(セレスタミン配合錠)は、蕁麻疹、湿疹、アレルギー性鼻炎 などに使われる薬剤

ベタメタゾン・d-クロルフェニラミンマレイン酸塩配合錠(代表的な商品名:セレスタミン配合錠)は、蕁麻疹、湿疹、アレルギー性鼻炎 などに使われる薬剤です。 あくまでも急性期用の薬であり、漫然と長期間使用するべき薬ではありません。 よく使われて...
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インフルエンザにかからないためにやるべき6つの事

厚生労働省は,2018/9/14今シーズン初めてのインフルエンザ感染が報告されたと発表しました。 日本では、例年12月~3月にインフルエンザは流行しますね。 そのシーズン前ということで、今回は「インフルエンザにかからないために」どうすればよ...
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不眠症の4つのタイプ。不眠症は1種類じゃない。自分はどのタイプ?

不眠症は大きく4つに分類することができます。 不眠に悩んでいる方は,自分がどのタイプ(に近いのか)把握するだけでも、それが不眠改善の近道になるかもしれません。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle ...
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【2018年流行】風疹とは 症状,潜伏期間,予防方法,治療方法を再確認

首都圏では2018年8月現在風疹が流行しています。 患者数は昨年の2倍。 大変気を付けないといけない状況である。 と2018/8/28国立感染症研究所が発表しました。 我々薬剤師も、感染拡大防止・被害拡大防止のために、風疹について再確認し...
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褥瘡治療薬(塗り薬)使い分け・特徴一覧

自分の知識の整理のために、書きまとめています。より正しい情報・新しい情報を知りたい方は『日本褥瘡学会』等のページを参照されることをおすすめします。 ※当サイトはあくまで一般的な注意点や説明を記載しています。実際はその方の年齢や性別、その他合...
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薬剤師が教える褥瘡治療の基礎知識

※当記事は、日本薬剤師会作成の「褥瘡の知識(pdfファイルが開きます)」という冊子の情報を主に引用・抜粋・編集等して作成しています。 ※当サイトはあくまで一般的な注意点や説明を記載しています。実際はその方の年齢や性別、その他合併症、併用薬...
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薬剤師が知っておくべき褥瘡予防の基礎知識

薬剤師が、在宅や介護事業所と連携を行う上で必須となる知識の1つに「褥瘡」についての知識があります。 例えば、ある薬剤師が生活習慣病について地域で1番詳しくても「褥瘡」についてあまり知らないのであれば、在宅や介護の現場では頼りにはされません...
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グーフィス錠5㎎は新作用機序の慢性便秘症治療薬。胆汁酸トランスポーター阻害剤

グーフィス錠5㎎は『胆汁酸トランスポーター阻害』という、新作用機序(新しい作用の仕組み)で慢性便秘症の治療に使われる薬剤です。 2018年発売の新薬なので、2019年4月末日までは投薬期間14日分という制限があります。 (ads...
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ゾフルーザ錠は、たった1回飲むだけのインフルエンザ治療薬

「たった1回飲むだけ」で治療終わり。 の抗インフルエンザウイルス薬「ゾフルーザ錠」が2018年3月14日新発売されました。 私個人は、2017-18のインフルエンザシーズンでは、この処方を目にすることも調剤する事もありませんでした。 しか...
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良い眠りのための「睡眠12ヶ条」~眠れない人、眠りたい人に身につけて欲しい12の習慣~

良い眠りのためには、毎日の習慣・生活のリズムが大事になってきます。 当記事では、良い眠りを得るために大事な12カ条を紹介いたします。 ※参考文献・参考図書:内村直尚 心療内科 2008;12:353-60,日経BP社「服薬指導のツボ虎の巻...
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サムスカ-重大な副作用に急性肝不全を追記

2018年4月 医薬品・医療機器等安全性情報352号(厚生労働省発表)にて、サムスカ錠の添付文書の改訂が行われたと発表されました。 サムスカ錠の情報を整理しておきます。 改訂内容は、重大な副作用に「急性肝不全」が追記されたというもの。 ...
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アルツハイマー型認知症とは

認知症患者さんの中で最も多いタイプが、このアルツハイマー型認知症です。 アルツハイマー型認知症とは 脳が徐々に委縮する(小さくなる)ことで、ゆっくりと症状が進行する病気です。 なぜ脳が委縮してしまうのか、その詳細な仕組みはわかって...
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レビー小体型認知症とは

認知症の1つで「レビー小体型認知症」という病気があります。 ※レビー小体型認知症は認知症全体のうちの5%程度だと言われています。 レビー小体型認知症の原因 たんぱく質を主とするレビー小体という物質が脳にたまるのが原因 レビー...
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レミニールは軽度~中等度のアルツハイマー型認知症の進行を抑制する薬

レミニールは軽度~中等度のアルツハイマー型認知症の進行抑制に使用される薬です。 レミニール(ガランタミン)の基本情報 一般名(成分名)はガランタミンです。通常、1日2回飲む薬です。 ・通常、1回4mgを1日2回から始めて4週間...
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ドネペジル(アリセプト)は認知症の早期から症状の進行抑制に使われる飲み薬

ドネペジル(アリセプト)はアルツハイマー型認知症や、レビー小体型認知症の症状の進行抑制に使われる薬です。 認知症治療薬として最初に開発された薬剤です。 ドネペジル(アリセプト)の基本情報 一般名(成分名)は「ドネペジル」で...
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メマリー錠はアリセプト等とも併用が可能な認知症治療薬

メマリー錠は中等度から高度アルツハイマー型認知症の進行抑制に使用される内服薬です。 ドネぺジル(アリセプト)等とは異なる作用機序(NMDA受容体拮抗)のため、コリンエステラーゼ阻害薬(認知症治療薬のイクセロンパッチ/リバスタッチパッチ、ド...
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イクセロンパッチ・リバスタッチパッチは認知症症状の進行抑制に使われる貼り薬

「イクセロンパッチ」と「リバスタッチパッチ」は同じ薬です。 製造販売している製薬会社が違うために「商品名」や包装は異なりますが、効果は全く同じです。 軽度~中等度のアルツハイマー型認知症の症状の進行抑制に使われる薬です。 成分名(一般...
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ニュープロパッチはパーキンソン病治療に使用する貼り薬

ニュープロパッチはパーキンソン病治療薬、及び、 中等度から高度の特発性レストレスレッグス症候群治療薬として使われる薬剤です。 当ページでは、特に「パーキンソン病治療薬」として使用される場合についての情報を整理してゆきます。 ※薬剤師筆者...
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ジプレキサ錠のジェネリック医薬品、オランザピン錠も「抗悪性腫瘍剤(シスプラチン等)投与に伴う消化器症状(悪心、嘔吐)」の適応を取得

2018年4月 ジプレキサ錠のジェネリック医薬品(後発医薬品)であるオランザピン錠も「抗悪性腫瘍剤(シスプラチン等)投与に伴う消化器症状(悪心、嘔吐)」の適応を取得し、先発医薬品と後発医薬品の間の適応症の不一致がなくなりました。 ジプレキ...
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